「体脂肪」について 肥満は生活習慣病のはじまりです。 |
体脂肪とは |
人間の体は、主に「水分」と「筋肉」と「脂肪」で出来ています。 「体脂肪」は、体のために蓄えられたエネルギーの源となるものです。活力源、保温、内臓保護など大切な役割を持ち、生きていくためにはなくてはならないものですが、増えすぎると美容と健康の大敵になります。 肥満は、この「体脂肪が多い状態」のことをいいます。 体重が多くても、筋肉で重いのは肥満ではありません。反対に体重が標準でも、体脂肪が高いのは「隠れ肥満」です。 自分が本当の肥満かどうか、時々体脂肪を測る習慣をつけましょう。 |
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BMIとは |
会社の健康診断でも、この「BMI」が肥満度の指標として用いられています。 BMI(ボディ・マス・インデックス)とは、 身長に対して、どのくらいの体重ならば標準なのかを知る目安で、 「体重(Kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)」という公式で求められます。 体重60kgで身長165cmの人は、60÷1.65÷1.65で、BMIは約22です。 日本肥満学会では、標準のBMIを「22」としています。 逆に、身長から標準の体重を求めたい場合は・・・ 「身長(m)×身長(m)×22」で、標準体重は、約60kgです。 計算が面倒でしたら、下のフォームに体重(kg)と身長(m)をインプットして「計算」をクリックして下さい。BMIと標準体重が出るはずです。 (インプット枠が出ない場合は、右端のバーでいったんページトップにもどってみてください) しかし、これはあくまで「見かけ」で、同じ身長・体重でも、脂肪が多いのか、筋肉が多いのかは分かりません。 BMI値でセーフでも中身の脂肪が多いと「隠れ肥満」になります。 隠れ肥満を見つけるためにも、「体脂肪率」もチェックする必要があります。 |
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体脂肪率とは |
体脂肪率は、体重に占める「脂肪の割合」のことです。 体の何%が脂肪なのかという「中身」を知るものです。 日本人の理想体脂肪率は、 ・男・・・20%、女・・・25%、といわれています。 くわしくは
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体脂肪の 測り方 |
体重とちがい、測るのがかなり難しいもので、それゆえにいろいろな計測方法があります。 代表的なのは次の方法です。 1.皮脂厚計(キャリパー)法 二の腕の後ろ側や肩甲骨の下の皮膚をつまみ、その部分の皮下脂肪の厚さを測定するもの。 その部分は、全身の体脂肪との関係が深いため、そこから体脂肪率を算出します。 2.水中体重法 油は水に浮く。その原理を利用したもの。つまり体脂肪の少ない人は浮きにくく、多い人は浮きやすい性質を応用したもの。 正確に測れるものの、人を水槽に沈めて測らなければならず、実用的ではありません。主に大学や研究機関で使われているようです。 3.インピーダンス法 体の中の脂肪は、ほとんど電気を通しません。一方、筋肉や血液などは、電気を通す水分や蛋白質を一定の割合で含んでいます。そこで人体に影響のないわずかな電流を流し、脂肪が電気を通さないために起こる電気抵抗の強さを測り、体脂肪率を計算するのがこの方法です。 今市販されている体脂肪計の多くは、この方式です。 指で測るもの、手で測るもの、体重計のように上に乗るもの、いろいろあります。 いずれも完璧ではありませんが、かなり正確な数値を求められるといわれています。 何よりも良いのは、家庭で毎日手軽に測れること。体脂肪率は、一回測ったらおしまいではなく、長い目で増減を見ていくことが肝心です。 |
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体脂肪の 増える原因 |
体脂肪が増える原因は単純明解、「摂取カロリーが消費カロリーをオーバーする」からです。 それは分かっている。では、なぜオーバーするのか?。それが問題です。 1.原因のひとつは「ストレス」 ストレスの原因には、「上司が嫌な人だ」などの頭で感じるストレス以外に、体が無意識に感じているストレス=自律神経の乱れも、肥満に大きく関わっています。 ストレス解消のために、寂しいから、何か気をまぎらわせるために「食べる」「飲む」。その結果体脂肪が増える・・・・悪循環です。 2.日本人の食文化 (1)早食い ・・・ 日本人は早食いの人が多い。 ゆっくり食べていると、腸で消化吸収が始まり、血中に血糖とインスリンが増加し、満腹中枢が活発化して満腹感を感じてきます。 早食いでよく噛まないと、その満足感を待たずに食べ過ぎてしまうのです。 (2)おつきあい文化 日本人は「おつきあい」が多い。アルコール、つまみ・・・みんな高カロリーです。 それが毎日のように続けば、体脂肪が上がるのは当然です。 (3)夕食をしっかり・・・? 夕食を一番贅沢にたくさん食べるというのが、日本の食習慣になっています。 これが体脂肪率が上がる大きな原因かも知れません。 体のためには、朝や昼にカロリーを摂った方がいいのです。 |
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体脂肪の 減らし方 |
理想体脂肪率にするためには、次の方法しかないと言われています。 1.食事をコントロールする。 2.運動する。 ただ、食事の量を極端に減らすと、体は入ってきた栄養を出来るだけ蓄えようとするので、体脂肪は逆に増えてしまいます。また、筋肉まで落ちてしまいます。 量を減らすことよりも、質の高いものを一日三食、少量でも決まった時間にゆっくりと良く噛んで食べることが重要です。 運動は、酸素を体に取込みながら行う有酸素運動が効果的です。 水泳、ウオーキング、エアロビクスなどが二重丸。一度に20分以上、毎日続けて行うのが理想的です。 会社や家庭での行動を、キビキビ行うだけでも消費カロリーが増えて効果はあります。 100メートルは1分で歩きましょう。 いずれにしても、体脂肪を減らすには、食事と運動の両方で行うことが肝心です。 「 運動と 食事で減らす 体脂肪 」 |